開催レポート

地域芸能のマネジメントを設計する 第1回

概要

地域芸能をマネジメントする新たな理論を講師とともに練り上げていくレクチャー・シリーズ「地域芸能のマネジメントを設計する」。
「文化資源」「地域資源」の「活用」が語られる現在、地域芸能は、地域の担い手だけのものでなく、行政や観光など様々な立場の人々がかかわるものとして、また地域社会の「内側」と「外側」の論理が交渉する場として捉え直されつつあります。9月14日(土)に開催された第1回「変容する地域社会と無形民俗文化財をめぐる文化行政の現在」では、講師の福田裕美さんとともに、地域芸能の位置づけを文化政策の観点から整理しつつ、多彩な事例をもとに、これからの地域芸能の「活用」のあり方について、多角的な視点から考えることができました。

プログラム

1コマ目(10:00〜11:00)「政策における『地域芸能』の位置づけ」
2コマ目(11:10〜12:10)「『地域芸能』をめぐる様々な取り組み事例 」
        ――休憩(12:10〜13:00)――
3コマ目(13:00〜14:00) グループディスカッション 「観光への活用を考える――文化財保護法改正(平成31年4月)を受けて」

photo:當麻妙photo:當麻妙

福田裕美(東京音楽大学准教授) photo:當麻妙福田裕美(東京音楽大学准教授) photo:當麻妙

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インフォメーション

第1回「変容する地域社会と無形民俗文化財をめぐる文化行政の現在」
日時 2019年9月14日(土) 10:00〜14:00(3コマ)

場所 沖縄県立図書館 4F交流ルーム

講師 福田裕美(東京音楽大学准教授)

【講師プロフィール】
福田裕美
1979年生まれ。幼少時より西洋音楽の専門教育を受け、東京藝術大学音楽学部楽理科に入学、同大学大学院音楽研究科応用音楽学専攻博士後期課程修了。「民俗芸能の保護をめぐる文化財政策の研究-地域社会における保護政策の運用を中心に-」で博士(学術)取得。現在、東京音楽大学音楽教育専攻准教授。様々な自治体の民俗芸能調査(音楽担当)にも関わる(静岡県、山梨県富士河口湖町、愛知県東栄町、秋田県由利本荘市・にかほ市、神奈川県箱根町)。